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その保険入りすぎ!?生命保険見直し5ステップ(固定費削減)

節約初心者必見!固定費を見直して年間55万円削減!?得する「5つの固定費」の生命保険編です。こちらの記事も是非ご覧ください。

「毎月の保険料が高い…」「でも解約して保障が足りなくなるのは不安…」

そんな悩みを抱えていませんか? 実は、日本人は「生命保険をかけすぎている」傾向があると言われています。

固定費を見直す第一歩として、生命保険の整理を始めてみませんか?

2. 生命保険の見直しで生活の満足度をさげずに節約!

保険料は毎月の固定費の中でも大きな割合を占めがちです。しかし、公的保険*を十分理解せず、保険営業マンにすすめられるがまま必要以上の保険に入っている可能性があります。

保険を見直して必要最小限の保障にすることで、生活満足度をさげずに毎月数千円〜数万円の節約が可能になるかもしれません。

*公的保険:国民保険、健康保険など、国民全員が必ず入る保険を指しています

3. 見直し5つのステップ

ここでは、生命保険を無理なく見直すためのステップを5つに分けて解説します。

<ステップ1.生活防衛資金の確保>

突然の失業や病気など、予期せぬ事態に備えるために、3~6ヶ月分の生活費を「生活防衛資金」として確保しましょう。

生命保険を見直して保障を削る際には、この資金が十分にあることが大前提です。

例)毎月の生活費が30万円の場合:90~180万円程度(自営業者などは公的保険の保障も少ないので、さらに多めに確保することも必要となるかもしれません)自分がどれくらい確保しておけば安心できるかも検討しておくと良いです。

<ステップ2. 今加入している保険の内容を把握する>

現在加入している保険(生命保険、医療保険、個人年金保険等々)の保障金額や内容を確認しましょう。以下をチェックしてみてください。

・保険金額(もしもの時に受け取る金額)

・入院や手術の保障内容

・保険料(支払額)

<ステップ3. 公的保険の内容を知る>

次に、日本で受けられる公的保険(もしもの時に受けられる保障)の内容を理解しましょう。以下の制度を確認してください。

<主な保障内容>

・医療費:窓口負担原則3割

・高額療養費制度:医療費の上限額あり

・遺族年金:家族が亡くなった場合に受け取れる年金

・障害年金:病気等で働けない場合(障害等級1または2)に受け取れる年金

・傷病手当金:病気やケガで休職した際に受け取れる手当(公務員、会社員)

じゃあ、私はいくらもらえるの?と思われると思いますが、収入や家族構成で受け取れる手当が異なります。年収500万円、勤続15年、配偶者/子ども1人(18才未満)のモデルケースでまとめてみました。(あくまで参考となります。)

ケース:会社員年収500万円、勤続15年(会社員)、配偶者/子ども1人>令和7年3月現在

手当名 計算方法 受給額
遺族年金*

(遺族基礎年金)

(遺族厚生年金)

[遺族基礎年金]

816,000円+(子の加算)/年

[遺族厚生年金]

年収×0.005481×厚生年金加入年数(25年未満の場合は25年で計算)×0.75

[遺族基礎年金]

1,054,400円(/年) ⇒ 87,866円(/月)

[遺族厚生年金]

513,844円(/年) ⇒ 42,820円(/月)

障害年金*

(障害基礎年金)

(障害厚生年金)

[障害基礎年金]

816,000円+(子の加算)/年

[障害厚生年金]

年収×0.005481×厚生年金加入年数(25年未満の場合は25年で計算)

[障害基礎年金]

1,054,400円(/年) ⇒ 87,866円(/月)

[障害厚生年金]

685,125円(/年) ⇒ 57,093円(/月)

傷病手当金* 標準報酬月額× 1/30 × 2/3 × 支給日数 最大約1,640,000円(1年6ヶ月支給)

*会社員:厚生年金加入者を指します

*年金の詳細、対象者や受給要件/期間は日本年金機構HPにてご確認ください

*障害等級は2級で算出(1級の場合、基礎/厚生ともにベース部分に×1.25で算出。子の加算は同額)

*傷病手当金の詳細は全国健康保険協会HPにてご確認ください

<ステップ4. 公的保険で足りない部分を明確にする(遺族年金)>

公的保険の保障内容を理解したら、実際に万が一の時が起きた際に、公的保険では不足する金額を算出しましょう。

先ほどのモデルケース(年収500万円、勤続15年(会社員)、配偶者/子ども1人の場合)で一家の大黒柱が亡くなってしまった場合で考えてみます。

<前提条件>生活費:30万円/月、住宅ローン:8万円/月(団体信用生命保険加入)

算出方法:生活費 - (遺族年金 + 住宅ローン)= 不足金額

30万円 - (12.7万円 + 8万円)= 8.3万円

遺族年金(遺族基礎年金/遺族厚生年金)の受給額は約12.7万円、そして団体信用生命保険により住宅ローン分の8万円の支払いが免除されます。

この場合、ざっくり83,000[円/月]が遺族年金だけでは不足(赤字)してしまう金額になり、この足りない金額を補うために、必要最小限の保険を選びます。

また、高額療養費制度や傷病手当金、障害年金の詳細を知ると、医療保険(入院手当など)加入の可否についても考えることができます。医療保険が必要/不要といろいろな意見がありますが、基本的には生活が破綻、困窮してしまう場合は保険で補うために加入が必要であると考えます。

<ステップ5. 必要最低限の保険を選ぶ>

ステップ4で算出した足りない金額を補うための保険を今後のライフプランを見据えて選びます。

例えば、先ほどのケースでは83,000[円/月]不足すると分かりましたが、今後のさらなる予期せぬことや、インフレ(物価上昇)などを考慮して、100,000[円/月]の収入保証保険に加入するということも。

4. 見直しで家計も気持ちもスッキリ!

保険の見直しは公的保険の内容や、今後のライフプランについても考える必要があるため、難しく感じるかもしれません。しかし見直して必要最小限の保険を見つけることができれば、生活の満足度をさげることなく、確実に節約できます。さらにこのような固定費は一度見直すことで、節約効果が持続することが大きなメリットです。ぜひ一度、家族で話し合いながら進めてみてください。

5. 終わりに:今日からできる節約の第一歩

生命保険の見直しは、家計改善の大きな一歩です。「安心」と「節約」の両方を手に入れて、より豊かな生活を送りましょう!

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こう
節約・貯金に励む初心者へ向けた情報を発信(日々奮闘中)する平凡サラリーマン。 たまに趣味の野球や釣りについても書いています。 ご覧いただきありがとうございます。
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